警備業における機械警備業務管理者のご紹介していきます。
【第1号警備業務】機械警備業務管理者

機械警備業務管理者 とは、
警備業法に基づいて、機械警備業務を統括・管理するために必要な国家資格 です。

警備会社が「機械警備」を行うには、
営業所ごとに 必ず1名以上の有資格者を選任 しなければなりません。

■ 「機械警備」とは?

「機械警備」とは、警備員が常駐するのではなく、
防犯センサーや通信回線などのシステムを使って警備を行う方法 のことです。

具体例
オフィスや店舗に設置したセンサー・カメラで侵入を監視
通報センターで異常を検知
警備員が現場に急行して確認・対応

これらを行うためには、
機械警備業務管理者が「機器・回線・運用体制」を法令に適合させて管理します。

■ 資格の法的位置づけ
項目 内容
根拠法令 警備業法 第23条の2、第47条の6 など
管理者の義務 機械警備業務の適正な実施の確保
必要配置 機械警備を行う営業所ごとに1名以上
無資格で営業した場合 行政処分(営業停止・登録取消など)の対象
■ 受験資格
項目 内容
年齢 満18歳以上
国籍 日本国内在住の者(外国籍でも可)
経験 特に不要(警備業に携わっていなくても受験可)
その他 欠格事由(暴力団関係など)に該当しないこと
■ 受験資格
項目 内容
年齢 満18歳以上
国籍 日本国内在住の者(外国籍でも可)
経験 特に不要(警備業に携わっていなくても受験可)
その他 欠格事由(暴力団関係など)に該当しないこと

試験概要
項目 内容
試験実施機関 各都道府県の公安委員会(実施は警備業協会などが担当)
試験形式 筆記試験(択一式)
試験時間 約2時間程度(機関により差あり)
合格基準 概ね70%以上の正答率(実施機関により異なる)
実施回 年1回〜(都道府県により異なる)

試験内容
項目 内容
法令関係 警備業法、警備業法施行規則、関連法令(刑法、通信法等)の基礎知識
機械警備の運用 通報の仕組み、監視センター運用、異常検知からの初動対応フロー
機器・設備の知識 センサー、制御盤、通信機器(有線/無線)の基本構造と働き
管理者責務 運用マニュアル作成、点検計画、教育・指導、苦情対応、行政対応の基本

受験費用・日程
項目 内容(目安)
受験料 約5,000〜6,000円(都道府県により異なる)
登録講習 一部地域で講習が必須/任意(約1〜2日程度の講習がある場合あり)
試験日程 年1回〜(都道府県ごとに実施時期が異なるため要確認)

合格率
項目 目安
合格率 おおむね40〜60%前後(年度・地域・回により差あり)
備考 独学よりも講習受講(模擬問題・実務研修)で合格率が上がる傾向

資格取得後の役割
項目 内容
主な役割 営業所単位での機械警備の管理・統括(運用体制の構築・監督)
日常業務 機器点検計画、通報対応手順の整備、現場スタッフの教育・訓練
緊急対応 異常発生時の初動指揮、関係機関(警察等)への連絡・対応
行政対応 公安委員会への届出・報告、監査対応など

他の警備資格との違い
資格名 主な対象/管理者義務
機械警備業務管理者 機械警備システム全体の管理・営業所ごとに1名以上の選任が必要(法令で配置義務あり)
機械警備業務2級 現場での機器操作・通報対応を行う実務者向け。管理者義務は無い(運用担当レベル)
警備員指導教育責任者 警備員全体の教育・指導に関する資格。業務区分(施設・交通等)ごとに配置が必要となる場合あり
貴重品・交通・施設等の各検定 対象業務が異なり、それぞれの現場の技能・法令知識を問う(機械警備とは運用対象が異なる)